本日のご案内は、豊後水道にある佐伯産の「活〆イトヒラアジ」です。
好漁場として知られる豊後水道では、非常に豊富な魚種が水揚げされ、また丁寧な処置を施して各市場に出荷する事業者も多くおられます。その中でこのイトヒラアジは、西日本や南方エリアでは水揚げされますが、関東市場ではほとんど流通することがなく、知る人ぞ知る希少魚のひとつです。画像のものは約1.4kg前後サイズで、水揚げ後、直ちに神経抜きの活〆処理を施されたもので、身質や脂感、鮮度状態がとても良いものです。
「アジ」と呼ばれる魚は、全般的に美しい白身と深い旨みが特徴ですが、このイトヒラアジも刺し身でまずは召し上がっていただくのがおすすめです。もちろんなめろうや、フライなどの揚げ物にしていただいても、ふっくらとした味わいと脂感があり、食が進むこと、間違いなしです。入荷は極めて稀ですが、お見かけの際はぜひお買い求めください。
