ハマダイ(オナガダイ)

スズキ目フエダイ科ハマダイ属
浜鯛、Ruby snapper
生息域:東京都以南
旬時期:秋~春
調理法:刺身、塩焼き、煮魚、揚げ物、蒸し物、椀種

ハマダイ

基本情報

赤く鮮やかな体色を持ち、切れ込みのある赤く長い尾びれをなびかせながら泳ぐ。淡泊で上品な味わいで、マダイにひけをとらないとされる高級魚だが、漁獲量が少なく全国的に知名度は低い。新鮮なものは刺身にして良く、淡いピンクがかった白身肉は甘みと旨みがあり、旬には脂が乗って絶品。沖縄県ではアカマチと呼ばれ、マクブー、アカジンミーバイと並ぶ沖縄三大高級魚とされる。

名前の由来

ハマダイの和名の由来は不明。尾びれが長いことからオナガの別名を持ち、関東では飲食店や市場でもオナガダイと呼ばれることが多い。沖縄県でアカマチ、和歌山県でアカチビキ、高知県でヘイジ、沖縄県宮古でメンタイの地方名を持つ。

特徴

全長1m程度。背の色は濃く鮮やかな赤色で、体側と腹部は銀紅色。体は紡錘形で側扁している。背びれの棘条部と軟条部の間が深く欠刻する。尾びれが長く二叉し、成長するにつれて上下両葉が長く伸びる。北西太平洋からインド洋にかけて分布し、国内では東京都以南の暖かい海域に見られる。水深200~500m程度の大陸棚上の深みに生息し、海底の岩礁域付近を遊泳する。小魚類や甲殻類、頭足類などを捕食する。産卵期は7月~10月。

食材情報

マダイにひけをとらない非常に美味な白身魚だが、流通量が少なく、全国的には知名度が低い。身が引き締まり、淡泊で上品な味わいで、刺身にすると淡いピンクがかった白身が美しく、甘みと旨みがあり、旬には脂が乗って絶品。皮目が美しいので、焼き霜造りにすると良い。塩焼きや煮魚、揚げ物、蒸し物、椀種、鍋物など幅広い料理に向く。沖縄県ではアカマチと呼ばれ、マクブー、アカジンミーバイと並ぶ沖縄三大高級魚とされる。また伊豆七島では、マダイの代わりにされるほど高級魚として扱われている。旬は脂が乗ってくる夏。背の赤色がくっきりとして、魚体が銀紅色に輝いているもの、眼が黒く澄んで鰓が鮮紅色のものは新鮮。

市場での評価

高値で安定しており、キロあたり1,800~2,500円程度。300g~8kg程度まで様々なサイズのものが売られており、大きなものほど脂が乗っていて美味。ハチジョウアカムツが混じって売られていることがある。築地市場では長崎・鹿児島・八丈島・神津島のものが入荷することが多い。

漁獲法

一本釣りや深海延縄で主に漁獲される。主な産地は東京都(伊豆諸島、小笠原諸島)、沖縄。引きが強く、長時間にわたって激しく抵抗することから、深界釣りの対象魚としても人気が高い。