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バルベーラ(Barbera)は、イタリアの北西に位置するピエモンテ州が原産と言われる黒ブドウ品種です。イタリアにおいて、サンジョヴェーゼとモンテプルチャーノに次いで3番目に栽培されている品種です。軽やかで適度なボディのものから、オーク樽で長期熟成され、チョコレートやバニラの香りと豊かなタンニンを持つワインまで存在し、深く濃いルビー色、おだやかなタンニン、赤や黒のチェリーや果実味、ほのかな下草の香りがあるのが特徴です。


マカベオ(Macabeo)は、スペインや南フランスで主に栽培されている白ブドウ品種です。若飲み用にも長期熟成にも耐えうる高級品種で、柑橘やハーブの爽やかなタイプから、黄桃やパイナップルのようなリッチなタイプがあり、幅広い個性を表現できます。また熟成によってナッツの香りが表れます。なお、フランスでは「マカブ」、スペインでは「ヴィウラ(Viura)」と呼ばれています。


パレリャーダ(Parellada)は、スペインのカタルーニャ地方原産の白ぶどう品種です。カバ主要品種のマカベオ、チャレロと共にブレンドされることが多いです。


チャレロ(Xarello)は、スペインで栽培されている白ぶどう品種です。カバ主要品種のマカベオ、パレリャーダと共にブレンドされることが多いです。


グラシアーノ(Graciano)は、主にスペインのリオハで栽培されている黒ぶどう品種です。非常にデリケートで気難しく、栽培も手間がかかる品種のため、100%ではなく、あくまでもブレンドの脇役として用いられます。濃いワインレッドの色味で、強い濃厚なアロマと僅かなスパイス香、木香があります。


チェザネーゼ(Cesanese)は、主にラツィオ州で栽培される葡萄品種です。そのほとんどが辛口のスティル赤ワインとなり、深いルビーレッドの色合いを楽しめます。バラやシナモン、白コショウのニュアンスを伴った豊かな赤い果実の香りを持ち、タンニンがやわらかなため、飲み手を選ばずカジュアルに楽しめます。


マルヴァジーア(Malvasia)は、イタリア各地で栽培されている白ワイン品種です。果実と酸のバランスに優れたワインを生み出します。ポルトガルでも栽培されており、酒精強化ワイン「マディラ」やイタリアの蒸留酒「グラッパ」の原料としても使用されています。


ボンビーノ・ビアンコ(Bombino bianco)は、イタリアのワイン用白ブドウ品種です。スティルで辛口の白ワインが主流ですが、スパークリングワインが造られることもあります。白い花や桃の明るいアロマに、アニスやアーモンドの香りが漂い、鮮やかな酸味が心地よいワインに仕上がります。


グレコ(Greco)は、イタリア南部を代表する白ブドウ品種のひとつです。桃やアプリコットなどの香りに、心地よい酸味と豊かな果実味を感じられるワインとなります。また熟成したものは、ハチミツやナッツ、ハーブの香りも感じられます。


カタラット(Catarratto)は、イタリアで2番目に多く栽培されている白ブドウ品種です。通常は辛口のスティル白ワインとなりますが、シチリア州の酒精強化ワイン、マルサラにブレンドされることもあります。レモンのようなフレッシュな風味があり、アルコール度数が高く、また厚みも持ち合わせたワインが多いです。


ファランギーナ(Falanghina)は、カンパーニア州最古のワイン用ぶどう品種です。主に辛口スティルの白ワインとなりますが、スパークリングワインも造られることがあり、単一品種ワインとブレンドワインの両方が存在します。やや濃いレモンイエローの色味で、高い酸、花のアロマ、ハーブのようなグリーンノートが特徴です。ピーチやアプリコット、特徴的な黄色いリンゴの香りが融合し、風味豊かなワインとなります。


トレッビアーノ(Trebbiano)は、イタリア原産とされる白ワイン用のブドウ品種です。イタリアやフランスで広く栽培されており、イタリアで最も広く栽培されている、デイリーワインの代表的ぶどう種です。「ユニ・ブラン」や「サンテミリオン」などの別名があります。柑橘や青リンゴに新鮮な若葉やの香りが豊かで、さわやかでフルーティな味わいで後味に若干の苦みを感じるのが特徴です。ブランデーや、スティルワインの他、スパークリングワインの原料にもなります。


マルベック(Malbec)は、フランス南西部カオール地区原産の赤ワイン用黒ブドウ品種です。実が小粒で果皮が厚いため、タンニンが豊富で非常に濃い色合いのワインに仕上がります。アルゼンチンを代表する品種で、同国の赤ワイン品種としては国内生産量No.1です。プルーンや干し葡萄のような濃厚で深みのある果実味があり、ジューシーな味わいを特徴としています。


グルナッシュ・ブラン(Grenache Blanc)は、コート・デュ・ローヌ南部など、フランス南部で主に使用される白ブドウ品種です。酸が低めで、アルコール度数が高く、まろやかなタイプのワインが多いです。伝統的にブレンドパートナーとされてきたマカブを少し加えることで味わいに驚くべき変化が生じます。


グルナッシュ(Grenache)は、スペイン北部・アラゴン州由来の赤ワイン用ブドウ品種です。スペインでは「ガルナッチャ(Garnacha)」という名前で非常に広い栽培面積のある品種です。グルナッシュ種はブドウの糖度が高いため、アルコール度数が高いのが特長で、いちご、いちじく、カカオ豆、シナモン、モカなどの香り 、そして特長的なドライフルーツの香りを楽しむことができます。なお、「グルナッシュ」といえば通常は黒ブドウの「グルナッシュ・ノワール」を指します。


カルメネール(Carménère)は、フランスのボルドー地方原産の赤ワイン用ブドウ品種です。現在では主にチリで生産されており、世界の栽培面積のほとんどを占めています。ブラックベリーや暗い色の皮のプラムなどを連想させる、濃密な濃い色を持った果実味と、がっしりとした強い構造、力強いタンニンと酸を持つ、凝縮感のある味わいのワインを生むぶどうです。


プティ・ヴェルド(Petit Verdot)は、ボルドー地方でブレンド用に使われてきたぶどう品種です。「フルボディ」のワインで、色が濃く、香り豊かで、しっかりとした酸味と豊かな果実味が感じられます。さらに、ワインの渋み成分である「タンニン」も豊富に含まれているので、骨格のしっかりとしたワインになります。他のぶどう品種と比べて、熟すまでに大変時間のかかる品種であるため、全体の収穫量は多くありません。


セミヨン(Sémillon)は、フランスのボルドー地方が原産とされる白ワイン用ブドウ品種です。甘口から辛口まで幅広いタイプの白ワインが多く、一見地味な味わいですが、熟成によって花開くポテンシャルのあるぶどうです。ソーヴィニヨン・ブランやミュスカデルとブレンドされるのが一般的です。


ヴィオニエ(Viognier)は、南フランスローヌ北部が原産のブドウ品種です。他の葡萄とブレンドされることもありますが、銘醸地コンドリューでは単一葡萄からエレガントな味わいの高級白ワインが造られています。アプリコットやジャスミン、紅茶、白い花などの豊かなアロマを特徴としており、コクがあり飲み応えのあるワインに仕上がります。近年は、南アフリカやアメリカをはじめ、世界各地で栽培され始めています。


ヴェルメンティーノ(Vermentino)は、イタリアのサルディーニャ島やフランスのコルシカ島など、ティレニア海沿岸で栽培されている白ブドウ品種です。色合いは美しいレモンカラーにレモンやライムなどの柑橘類の香り、白い花や桃などの華やかなアロマ、ほんのりアーモンドのようなニュアンスがあるのが特徴です。味わいはフレッシュで爽やか、バランスの取れた酸味が魅力的です。